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投稿者:ノエルかえる
投稿日:2009年11月 5日(木)15時50分19秒
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チョークヒルに紹介されていたDavid Mead さんの「ディア・ゴッド」のレヴュー。
http://www.americansongwriter.com/2009/11/how-to-make-the-world-sing-dear-god/#
面白かったので読みました。
それに、付けられているAndy Freeberg の写真もよかったです。
David Mead:MySpace:
http://www.myspace.com/davidmead
Andy Freeberg:
http://www.andyfreeberg.com/
(ホームページにはXTC の写真はなかったのですが)
今週、私は何か書こうと言うつもりで、周囲の友人から「お気に入りの歌」を集めようとしたのですが、失敗しました。この試みは、人に、昔の恋人か、休暇で取った莫大な両の食事についての感情を、述べてもらうのに似ていて、興味はそそられるのですが、ほとんどは無関係のものでした。私が受け取った、最も興味深い返答は、バンドメイトのリンドゥサイ・ジェイムソンからの丁寧なもので、XTC の「ディア・ゴッド」に関するものでした。それは簡単に言えば、歌詞には全く同感しないのだけれど、歌の素晴らしさを賞賛するというものでした。ポピュラー音楽の領域では、このようなことはほとんど起こらないことなので、私には強く印象づけられました。まあ、だけれど、私は、「Mr. ロボット」の社会的影響を認める必要は感じられないのですが、やれやれ、この歌はいつも私の頭に浮かぶのです。
「ディア・ゴッド」です。この歌は、当初は、XTC の1986年の傑作作品『スカイラーキング』のために録音されましたけれど、扇情的な歌詞のために収録はされませんでした。バンドの第一のソングライターのアンディ・パートリッジが、このことについてあまり触れたがらないのは何故か、その理由を理解するのは難しいことではありません。
親愛なる神様、この手紙を読んで下さるといいのですが、
この世をもっとよくして下さるようにお祈りします。
ビールがすうっと安くなればなんて言うのではないです。
あなたが思い描いて出来た人々、
かれらは飢え切っていますよ、
神からの食べ物を十分に得られませんから。
あなたを信じられないです。
ごく最近、YouTube のこの歌のビデオに8,000のコメントが付けられているのを知りました。なぜでしょう? 過去700年以上にわたって、大衆の消費に提供される、反宗教、無神論、不可知論の芸術には事欠きませんでした。アルバムからの三枚目のシングルにする危険を敢えて取ったゲフィンのラジオプローモーション課よりずっと大胆なマーケティングをしたものも多くありましたし、それも、非常に素晴らしいものもあったのですけど、それでも、カルトの枠を超えて世界的になったものはかってはありませんでした。けれども、「ディア・ゴッド」は、20年経った今でも、この論についてのコメントの目を見張るほどの標的になっているのです。
歌詞はよく出来ています。しかし、神髄は音楽にあるのです。これが始めてと言うわけでもなく終わりと言うわけでもなく、パートリッジは、生気のない干涸びたようなテーマを、ブライアン・ウィルソンも賞賛するだろうと思われる、メロディの浮力で噴き上げると言う難事をやってのけます。歌のヴァース部分は、二つのコード(Am と C ) で回っていて、一般的な調性から、絶えず出たり入ったりと動くベースラインによって推進されています。それは、メロディの張りと歌詞のばかばかしい本質とはそぐわない不気味な感情を呼び覚まします。聴衆は「ディア・ゴッド」の歌詞にある感情を明快には分からないままです。モードは、8小節の中で、恐怖から昂揚まで循環するのです。( 私を信用しないのでしたら、Am と C のコードを弾いてみて下さい。カーペンターズの「クローズツーユー」をいじって作り出したように聞こえないこともありません。 )
各歌詞はありきたりのコードパターンに載せられています。パートリッジはあたかも、私たちにちょっとした息抜きを与えているようです。そしてその後に、激しく揺さぶられる「ゴッド」と言う語に私たちを導くのです。それからは、派手なコードの輪が繰り返されます。そうして、聴衆が神についての詳細な検討の機会を得られないでいる時に、パートリッジは、明らかに、聴衆を、( デイブ・グレゴリーの完璧なそして尋常でないギターワークを押し出した ) 愛らしいB セクションの印象的な旋律へと誘うのです。メロディは、蝶が翅を羽撃く様を思い起こさせます。もちろん、歌詞は、甘すぎる蜂蜜よりも甘くなっています。
あなたは病気を作って、それから、青いダイヤモンドを作ったのですか?
私たちがあなたを作った後、あなたが人類を作ったのですか?
それに悪魔も作ったのですか?
アンディ、あなたは門外漢の目をくらませるのですね。「ディア・ゴッド」の歌詞にあるあなたの考えが何であるにせよ、重要なのは、この歌が、アンディが何かを呪うことについてのよい歌を書くことが出来ると言う立派な証拠であり、麗しい言葉であるよりもむしろ、普通でない、おそらく不快にさせるであろうような歌詞の発想を音楽で生き生きとさせることがしばしばあると言うことの証拠なのです。「ディア・ゴッド」は、対称と言うことについての、私たちの多くがそれを切望しているのですが、素晴らしい教材なのです。論争的な怒りに満ちた歌詞は、豪華なメロディと対になっています。ショスターコーヴィッチにも見紛うような複雑なコード進行が、アコースティックギターと弦楽四重奏で演奏されます。平手打ちは、ぎこちない抱擁へと変わっています。
歌の波及的なエネルギーを作り出しているのは、歌の中にある明らかに相反する各要素の軋轢なのです。「ディア・ゴッド」は、教上的な叫びではなくて、歌詞と音楽を完璧な調和に置くのではなくて、対峙させるようにする方がしばしばより効果的であるということを、証明しているのに過ぎないのです。次にあなたが歌を書く時には、あなたの暗い面を晒すことを恐れないで下さい。ですが、対称の美しさを試して下さい。
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